神奈川県藤沢市より、新車の40系ヴェルファイアをご入庫いただきました。
ボディカラーはプレシャスメタル。GRエアロを装着した一台です。オーナー様にはE.C.D GARAGEのYouTubeをご覧いただき、今回の施工をご依頼いただきました。
保管環境や洗車頻度、求める仕上がり、予算などを伺ったうえで、今回はPREMIUMメニューをご提案しています。

PREMIUM|CERAMIC COATING※タップすると施工内容の詳細をご覧いただけます
新車研磨
全ウィンドウ+ツインムーンルーフ 油膜&ウロコ除去
全ウィンドウ+ツインムーンルーフ 専用セラミックコーティング
ホイール専用セラミックコーティング
プレシャスメタルは、メタリックの粒子によって細かなスクラッチや汚れが目立ちにくいボディカラーです。一見すると良好な状態に見えやすい一方、照明の種類や角度を変えることで初めて確認できる傷もあります。
施工前にボディを確認すると、細かなスクラッチが見つかりました。特に目立っていたのが、周囲のピアノブラック部分です。
ピアノブラックは映り込みが強く、わずかな傷でも光を乱します。プレシャスメタルのボディが比較的きれいに見える状態でも、隣接する黒いパーツに傷が残っていると、車両全体の印象がぼやけてしまいます。
傷の入り方から、納車までの取り扱いや洗車後の拭き上げによって付いたものと考えられました。
今回はボディを一律に磨くのではなく、プレシャスメタルの塗装面とピアノブラック部分、それぞれの状態を確認しながら研磨方法を調整する必要がありました。
研磨前には、手洗い洗車に続いてDEEP WASH(徹底洗車)を行いました。
専用ケミカルを使用すると、鉄粉・スケール・油脂汚れに若干の反応が見られました。新車として付着量は多くありませんでしたが、通常のシャンプー洗車だけでは落とせない汚れです。
今回確認された水垢は、塗装へ侵食したウォータースポットではなく、洗浄工程で除去できるスケール汚れでした。
付着物を残したまま研磨を始めると、塗装面の状態を正確に判断できないだけでなく、研磨時に汚れを引きずる原因にもなります。先に鉄粉・スケール・油脂汚れを除去し、塗装面とピアノブラック部分に残った傷を確認できる状態へ整えました。
DEEP WASH後は、ボディ全体へ新車研磨を行いました。
プレシャスメタルは傷が目立ちにくいからこそ、照明下で傷の位置と深さを確認し、必要な範囲を正確に研磨します。一方、ピアノブラック部分は細かな傷だけでなく、研磨による曇りやバフ目も見えやすいため、ボディと同じ方法をそのまま当てはめることはできません。
パーツごとにバフとコンパウンドを使い分け、研磨圧やポリッシャーの動かし方を調整しながら、確認したスクラッチを整えていきました。
研磨は塗膜を削る工程であり、施工できる回数には限りがあります。そのため、傷を改善するために必要な範囲を見極め、必要以上に研磨量を増やさないことが重要です。
今回確認したスクラッチは、新車研磨の範囲ですべて改善できました。プレシャスメタルの塗装面はメタリックの質感が整い、ピアノブラック部分は傷による光の乱れが抑えられています。
傷が目立ちにくいボディカラーを施工するときは、屋外や明るい室内で一方向から見るだけでは十分ではありません。
E.C.D GARAGEでは、外光や周囲の不要な映り込みを抑えたブラックブースと専用照明を使用し、光の種類や角度を変えながら塗装面を確認しています。
プレシャスメタルでは見えにくいスクラッチを探し、ピアノブラック部分では研磨後の曇りやバフ目が残っていないかを確認する。同じ車両の中でも、素材や色に合わせて照明の当て方を変えることで、研磨前後の状態を判断しています。
研磨後は、コンパウンドや油分を残さないよう塗装面を整え、PREMIUMメニューのセラミックコーティングを施工しました。
新車研磨によって表面を整える目的は、傷を改善して艶を引き出すことだけではありません。コーティングの密着性に加え、施工後の滑水性や表面のスリック性を高めるためにも必要な工程です。
コーティング塗布後は、プレシャスメタルのボディとピアノブラック部分をそれぞれ異なる角度から確認し、ムラや拭き残しがない状態まで仕上げました。
全窓ガラスとツインムーンルーフには、油膜とウロコの付着が確認されました。中でもフロントガラスは油膜が目立つ状態でした。
ガラス表面に油膜やウロコが残ったままでは、専用コーティングを施工しても均一な状態に整いません。全窓ガラスとツインムーンルーフを下地処理し、表面をリセットしてから専用セラミックコーティングを施工しました。
特にフロントガラスは、仕上がりの美観だけでなく雨天時の視界にも関わります。新車かどうかではなく、施工時のガラスの状態を基準に下地処理を行っています。
ホイールは表面を洗浄し、汚れを残さない状態へ整えてから専用セラミックコーティングを施工しました。
ブレーキダストなどの汚れが付着しやすい部分を保護することで、日常の洗車で汚れを落としやすい状態に整えています。
今回のヴェルファイアは、プレシャスメタルのボディよりも、周囲のピアノブラック部分にスクラッチが目立っていました。
同じ車両でも、メタリック塗装とピアノブラックでは、傷の見え方も適した研磨方法も異なります。ボディ全体を同じ条件で磨くのではなく、素材ごとに状態を確認し、バフやコンパウンド、研磨方法を調整しました。
施工後はプレシャスメタルの粒子感が整い、傷を除去したピアノブラック部分との境界もすっきりと見える状態になっています。GRエアロを含めた車両全体の輪郭が引き締まり、それぞれの素材が持つ艶を損なわずに仕上げることができました。
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