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施工事例

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2026年3月12日

N-BOXカスタム|コーティングメンテナンス【神奈川県横浜市泉区Sさま】

今回ご入庫いただいたのは、横浜市泉区のオーナー様が所有するN-BOXカスタムです。

約半年前に他店でセラミックコーティングを施工され、今回は現在の状態を確認したうえで、E.C.D GARAGEへ初めてのコーティングメンテナンスをご依頼いただきました。

コーティングから半年という期間だけを見て、すべての汚れを除去する強いメンテナンスを行ったわけではありません。

今回の車両では、ボンネットとルーフを中心にスケールが付着していました。一方、鉄粉と油脂汚れはごく軽度だったため、鉄粉除去剤や油脂除去剤を使うMAINTENANCE+までは必要ないと判断しています。

車両の状態に対して必要な処理だけを行うことが、今回の施工の中心です。

施工内容

  • MAINTENANCE※タップすると施工内容の詳細をご覧いただけます

  • 全ウィンドウ専用セラミックコーティング

半年経過したコーティング表面で確認したこと

最初に手洗い洗車を行い、通常の洗車で落とせる汚れを除去してから、コーティング表面の状態を確認しました。

ボンネットとルーフには、雨水や洗車時の水分に含まれる成分が乾燥して形成されたスケールが付着していました。

水を流すと撥水自体は残っていましたが、水滴が表面へ引っ掛かるように留まり、滑らかに流れにくい状態です。

撥水しているからといって、コーティング表面に汚れがないとは限りません。水を弾くかだけでなく、水滴がどのように動くかを見ることで、表面へ付着物が蓄積しているかを判断できる場合があります。

今回も、コーティング被膜そのものが失われているというより、表面に付着したスケールが水の流れを妨げている状態と判断しました。

MAINTENANCE+ではなく、MAINTENANCEを選んだ理由

E.C.D GARAGEのメンテナンスには、主にスケールを除去するMAINTENANCEと、スケールに加えて鉄粉・油脂汚れまで個別に処理するMAINTENANCE+があります。

今回の車両にも軽度の鉄粉と油脂汚れは確認できました。しかし、鉄粉は今回使用するスケール除去剤で対応できる程度で、油脂汚れも専用ケミカルによる個別処理が必要な状態ではありませんでした。

そのため、メニューを上げてすべての除去工程を追加するのではなく、今回最も対処すべきスケールに合わせてMAINTENANCEを選択しました。

施工期間だけで一律にメニューを決めるのではなく、洗車後の塗装面を確認し、何が付着しているか、どの処理まで必要かを判断する。不要な工程を増やさないことも、コーティングと塗装への負担、費用とのバランスを考えるうえで重要です。

スケール除去で、水滴の流れを戻す

通常のシャンプー洗車では落ちなかったスケールに対し、酸性ケミカルを使用して除去を進めました。

今回、主に反応が確認できたのはボンネットとルーフです。塗装面と既存コーティングの状態を確認しながら、固着したスケールを処理しました。

スケール除去後に再び水を流すと、施工前に見られた水滴の引っ掛かりが解消し、ボディ上面を滑らかに移動する状態へ改善しました。

ここで行ったのは、新しいコーティングで撥水を上塗りして隠すことではありません。既存コーティングの表面を覆っていた付着物を先に取り除き、水の動きを妨げていた原因を除去する工程です。

コーティングの撥水が弱く見える場合でも、すぐに被膜の劣化と判断するのではなく、まず表面の汚れを確認する必要があります。

仕上げは犠牲被膜を補うメンテナンスコーティング

スケール除去後は、ボディ全体へ簡易コーティングを施工しました。

この簡易コーティングは、既存の硬化系セラミックコーティングを塗り直すものではありません。既存被膜の上へ犠牲被膜を補い、次回のメンテナンスまで表面を保護しやすくするための仕上げです。

施工後は、スケールに妨げられていた水滴の流れが改善し、艶、撥水性、表面のスリック性も整いました。

ただし、簡易コーティングだけで汚れを覆い隠したのではなく、先にスケールを除去してから犠牲被膜を形成している点が重要です。付着物を残したまま撥水だけを補う施工とは、工程の目的が異なります。

ガラスはオーナー様が下地処理し、コーティング施工を当店へ依頼

今回は、ボディメンテナンスと同時に全窓ガラスへ専用セラミックコーティングを施工しました。

ガラスの下地処理は、入庫前にオーナー様ご自身で完了していたため、E.C.D GARAGEでは油膜・ウロコ除去を行っていません。下地の状態を確認し、全窓へコーティングのみを施工しています。

市販品を使ってご自身で施工する選択肢もありますが、窓ガラスは雨天時の視界に関わる部分です。塗布量や拭き取りが適切でない場合、ムラや拭き残しが視界へ影響する可能性があります。

そのため今回は、下地処理まではオーナー様が行い、コーティングの塗布と仕上がり確認は専門店へ任せるという分担になりました。

すべての工程を店舗へ依頼するか、ご自身で行うかの二択ではありません。どこまでセルフケアし、どの工程を専門店へ任せるかを、作業内容と安全性から選ぶこともできます。

コーティング施工から半年でメンテナンスした意味

今回のN-BOXカスタムは、深刻なダメージが発生してから入庫した車両ではありません。

スケールは形成されていましたが、塗装面へ深いダメージとして残る前に除去できる段階でした。鉄粉や油脂汚れも軽度で、MAINTENANCE+による個別処理を必要としない状態です。

汚れが重度になるまで待てば、必要なケミカルや工程が増え、通常のメンテナンスだけでは改善できなくなる可能性があります。一方、今回のように比較的早い段階で状態を確認すれば、その時点で必要な処理だけを選びやすくなります。

定期メンテナンスの目的は、半年ごとに決まった作業を繰り返すことではありません。

現在のコーティング表面を確認し、スケール、鉄粉、油脂汚れがどの程度付着しているかを判断する。その結果に応じて、通常のMAINTENANCEで足りるのか、MAINTENANCE+が必要なのかを決めることです。

今回はボンネットとルーフのスケールを中心に処理し、水滴の引っ掛かりを改善したうえで犠牲被膜を補いました。

強い施工を行うことではなく、必要なタイミングで必要な処理を選ぶ。セラミックコーティングを良好な状態で維持するための、定期メンテナンス事例です。

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