今回ご入庫いただいたBMW MINIは、約2年前までは毎月欠かさず手洗い洗車を行い、ケミカルを使用したメンテナンスも定期的に施工されていたお車です。
しかし、生活環境の変化などから徐々にお手入れの機会が減り、ここ最近はほとんど洗車やメンテナンスができない状態が続いていたそうです。
その結果、ボディ全体には無数のシミやスケール汚れが付着し、ご自身で洗車をしても改善できない状態となり、E.C.D GARAGEへご相談いただきました。
ご入庫時はボディだけでなく、ホイールや細部にも汚れが蓄積し、本来の艶が失われた状態でした。






写真からも分かるように、ボディ全体へシミやくすみが広がり、塗装本来の透明感が隠れてしまっています。
ここまで汚れが蓄積すると、「洗えば落ちる汚れ」と「塗装へ浸食したダメージ」が混在している可能性があります。
見た目だけでは判断できないため、まずはボディをリセットし、本当の状態を確認することから施工を進めていきます。

施工は足回りの洗浄からスタートします。
ホイール表面だけではなく、ブレーキダストが溜まりやすいホイール内側までEZ DETAILブラシを使用し、細部まで丁寧に洗浄します。
普段見えない部分まで汚れを蓄積させないことは、美観だけでなくホイールを長く良い状態で維持するためにも重要なポイントです。

続いて純水による手洗い洗車を行います。
この工程は汚れを落とすことだけが目的ではありません。
安全に砂やホコリを除去したうえで、照明の下でボディ全体を確認し、どのような汚れが付着しているのか、どこまでがケミカルで改善できる状態なのかを見極めていきます。
施工内容を判断するための大切な工程です。
ボディ表面には鉄粉・スケール・油脂汚れなど、性質の異なる汚れが何層にも蓄積していました。
E.C.D GARAGEでは汚れに合わせて専用ケミカルを使い分け、一つひとつ分解除去していきます。
施工前はボディ全体に強いザラつきがありましたが、DEEP WASH後には手触りが大きく改善し、本来の滑らかな塗装面を取り戻しました。
また、通常の洗車では改善しにくい細部の汚れまでリセットすることで、車全体の印象も大きく変わります。
しかし、この段階で新たな問題が見えてきました。


汚れが除去されたことで、ボディ本来の状態が確認できるようになりました。
すると、ボディ全体にはクリア層まで浸食したウォータースポットが広範囲に残っていることが判明しました。
つまり、見えていたシミの一部は汚れではなく、すでに塗装そのものへダメージを与えている状態だったのです。
手触りは改善しても、見た目が大きく変わらなかった理由はここにありました。
この状態をオーナー様へ写真とあわせてご説明し、現状と改善方法についてご相談しました。
今回のダメージであれば、DEEP WASHだけでは見た目の改善は難しく、このまま仕上げてもシミはそのまま残ってしまいます。
そこで、ダメージの状態とご予算を踏まえ、ボディ全体への軽研磨をご提案しました。
軽研磨はボディ全体を研磨し、塗装表面を整える施工です。
深く浸食したダメージを徹底的に追い込む多工程研磨ではありませんが、今回のような状態であれば、ボディ全体の艶や透明感を十分改善できると判断し、オーナー様にもご納得いただいたうえで追加施工となりました。

こちらが軽研磨後のボンネットです。
施工前と比較すると、シミによってぼやけていた映り込みが改善し、塗装本来の艶と透明感が戻っています。
研磨は傷を消すことだけが目的ではありません。
塗装表面を均一に整えることで、本来の美しさを引き出す重要な工程でもあります。

研磨後のボディへ水を掛けると、コーティング施工前にもかかわらず、水が均一に広がりながら美しく流れていきます。
これは撥水剤による効果ではなく、塗装表面が均一に整ったことで起きる自然な変化です。
下地が整っているからこそ、この後に施工する保護剤も本来の性能を発揮しやすくなります。

仕上げにはIGL Coatingsの「PREMIER」を施工しました。
PREMIERはボディ表面へ犠牲皮膜を形成し、汚れや紫外線など日常的なダメージから塗装を保護します。さらに、高い艶・スリック性・撥水性能も兼ね備えており、施工後の美観維持にも優れています。
数ある簡易コーティングの中でも施工性が非常に高く、塗りムラや拭き残しが発生しにくいことも大きな特長です。そのため、E.C.D GARAGEでもメンテナンス施工をはじめ、多くの施工で使用している信頼性の高い製品です。
また、ご自宅でのメンテナンス用としてE.C.D WEB STOREでも販売しており、多くのお客様にご好評いただいている人気商品です。施工後の美しい状態をより長く維持したい方にもおすすめです。
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施工後はボディ全体の艶と透明感が大きく改善し、入庫時とは見違えるような印象になりました。
汚れを落とすだけではなく、塗装面を適切に整えたことで、本来のボディカラーや映り込みも蘇っています。
今回のBMW MINIは、「汚れを放置すると、やがて塗装のダメージへ変わる」ということを改めて実感した一台でした。
付着したばかりのスケールや水アカであれば、ケミカルによるメンテナンスで改善できるケースがほとんどです。
しかし、長期間放置するとクリア層まで浸食し、今回のように研磨が必要になる場合があります。当然、その分施工内容も増え、費用も掛かってしまいます。
定期的なメンテナンスを続けていれば、塗装へのダメージを最小限に抑えることができ、結果的に美しい状態を維持しやすく、維持コストも抑えられます。
「最近洗車してもキレイにならない」「シミが増えてきた」「ボディの艶がなくなってきた」と感じている方は、その症状が汚れなのかダメージなのか、一度プロによる診断をおすすめします。
通常の洗車では改善できなくなってしまった汚れやダメージでお悩みの方は、ぜひE.C.D GARAGEまでお気軽にご相談ください。

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