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施工事例

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2026年7月4日

CLS220d|DEEP WASH+セラミックコーティング+窓ガラス撥水施工【神奈川県横浜市瀬谷区Iさま】

施工内容

  • STANDARD|CERAMIC COATING※タップすると施工内容の詳細をご覧いただけます

  • オプションレイヤード施工

  • 全ウィンドウ+サンルーフ 油膜・ウロコ除去

  • 全ウィンドウ+サンルーフ 専用セラミックコーティング


マット塗装は「失敗しても磨けばいい」が通用しません

近年、メーカー純正のマットカラーを採用する車両が増えていますが、その一方で施工には通常のボディとはまったく異なる知識と技術が求められます。

今回ご入庫いただいたメルセデス・ベンツ CLS220dのボディカラー「セレナイトグレーマグノ」もその一台です。

一般的な塗装であれば、洗車傷や軽度のシミは研磨によって改善できるケースがほとんどです。しかし、マット塗装は表面を磨いた瞬間に艶が生まれ、本来の落ち着いた質感は失われてしまいます。

つまり、一度施工を誤れば簡単に元へ戻すことはできず、状態によっては再塗装という選択肢しか残らないこともあります。

だからこそ重要なのは、コーティングそのものではありません。塗装へ一切ダメージを与えず、汚れだけを取り除く「下地処理」です。

今回はDEEP WASHによる徹底的な下地処理を行った後、マットカラー専用セラミックコーティング、さらに全窓・サンルーフへ専用セラミックコーティングを施工させていただきました。


まずは安全な手洗い洗車からボディの状態を確認

施工は純水を使用した手洗い洗車からスタートします。

「洗車くらいならどこも同じ」と思われるかもしれませんが、マット塗装ではこの工程からすでに施工が始まっています。

乾いた砂や汚れを無理に動かせば、磨いて消すことのできないダメージを与えてしまう可能性があります。そのため、十分な泡と潤滑を確保しながら、塗装へ余計な負荷を掛けずに汚れだけを洗い流していきます。

この段階ではまだ強いケミカルは使用せず、素のボディコンディションを正確に確認することが重要です。


撥水しないボディは「コーティングが落ちた」だけではありません

洗車後に水を掛けると、ボディ全体へ水がベタっと張り付くような状態になっていました。

撥水していないからといって、必ずしもコーティングだけが原因とは限りません。

ボディ表面には目に見えないスケール、水アカ、油脂汚れ、鉄粉などが何層にも蓄積し、それらがコーティング被膜を覆ってしまうことで、本来の性能を発揮できなくなっているケースが非常に多くあります。

この状態のまま新しいコーティングを施工しても、本来の性能を十分に発揮することはできません。

だからこそ、E.C.D GARAGEでは施工前の下地処理を最も重要な工程として考えています。


DEEP WASHで「塗装を磨かずに」汚れだけを取り除く

ボディ表面には鉄粉・スケール・油脂汚れなど、それぞれ性質の異なる汚れが付着しています。

これらを一種類のケミカルだけで除去することはできません。

汚れの種類を見極めながら専用ケミカルを使い分け、一つひとつ分解・除去することで、塗装を傷めることなく本来のコンディションまでリセットしていきます。

マット塗装は研磨による修正ができないからこそ、このケミカルによる下地処理が仕上がりを大きく左右します。

また、通常の洗車では改善できないグリルなどの白ボケてしまった未塗装樹脂も、スケールを除去するだけでこれだけ質感が変わります。


スケール汚れが反応している状態

専用ケミカルを塗布すると、ボディ表面へ固着していたスケール汚れが反応を始めます。

これは塗装を溶かしているわけではなく、無機質の汚れだけを化学反応によって分解している状態です。

力任せに擦る必要がないため、マット塗装特有の質感を損なうことなく、頑固な汚れだけを安全に除去できます。

目に見えない汚れを確実に取り除くことが、この後に施工するセラミックコーティングの密着性や耐久性にも大きく影響します。


マット塗装で最も怖いのは「知らずに磨いてしまうこと」

マット塗装で特に注意が必要なのが油脂汚れの除去です。

市販品を含め、多くの油脂汚れ除去クリーナーには微細なコンパウンドが含まれています。

一般的な塗装では問題なく使用できる製品でも、セレナイトグレーマグノへ使用すると、表面がわずかに磨かれ、その部分だけ艶が出てしまう可能性があります。

部分的に艶が出てしまったマット塗装は磨いて元へ戻すことができません。

だからこそE.C.D GARAGEでは、マット塗装へ使用できる専用ケミカルのみを使用し、塗装へダメージを与えない方法で下地処理を行っています。


マットカラー専用セラミックコーティングを施工

下地処理を終えたボディへ、マットカラー専用セラミックコーティングを施工していきます。

塗布直後はコーティング剤が塗装表面を濡らすため、一時的に艶が出たように見えます。

初めて見る方は驚かれることもありますが、これはコーティングが均一に広がっている施工途中の状態です。

ここから適切なタイミングで余剰成分を回収することで、本来のマット質感へ仕上げていきます。


艶を出すのではなく、純正の質感を守る

余剰成分を丁寧に拭き上げると、セレナイトグレーマグノ本来の均一なマット質感が現れます。

一般的なコーティングのように「艶を出す」ことが目的ではありません。

純正の風合いを変えず、塗装表面へ保護被膜だけを形成することが、マットカラー専用セラミックコーティングの役割です。

表面には高いスリック性も生まれるため、汚れが付着しにくくなり、日頃の洗車による摩擦も軽減できます。


ガラスも専用セラミックコーティングで保護

今回はボディだけでなく、フロントガラス・サイドガラス・リアガラス・サンルーフまで、すべて専用セラミックコーティングを施工しました。

ガラス表面へ強固な被膜を形成することで、高い撥水性能だけでなく、汚れの付着や雨ジミの固着も軽減できます。

雨天時の視界確保にも繋がるため、安全性という面でもメリットの大きい施工です。


硬化環境まで管理して初めて施工は完成します

コーティングは塗って終わりではありません。

施工後は温度・湿度を管理した専用ブースで硬化・定着を行います。

施工環境が安定していないと、被膜が本来の性能を十分に発揮できない場合があります。

E.C.D GARAGEでは施工環境まで含めて品質管理を行い、コーティングが最適な状態で定着するよう管理しています。

硬化後は均一で力強い撥水性能が生まれました。


施工後

施工後のセレナイトグレーマグノは、艶を加えることなく、純正ならではの上質なマット質感がより際立ちました。

下地処理によってボディ表面はリセットされ、専用セラミックコーティングによって防汚性・滑り性・保護性能も向上しています。

マット塗装は一度ダメージを受けると修復が難しい塗装だからこそ、「傷んでから直す」のではなく、「傷む前に守る」という考え方が重要です。


まとめ

セレナイトグレーマグノのような純正マット塗装は、通常のボディと同じ感覚で施工してしまうと取り返しのつかないダメージにつながる可能性があります。

だからこそ重要なのは、高価なコーティング剤を選ぶことではなく、そのコーティングを受け入れられる状態までボディを安全に整える下地処理です。

E.C.D GARAGEでは、マット塗装専用のケミカルと施工方法を用いて、塗装本来の質感を維持しながらボディを保護しています。また、その美しい状態を長く維持するためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。

マット塗装は「特別な塗装」だからこそ、特別な施工が必要です。大切なお車を長く美しく維持するために、一台一台の状態に合わせた最適な施工をご提案いたします。

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