ホイール全面のDEEP WASH(徹底洗浄)
ホイール表面・裏面への専用セラミックコーティング
ホイールハウス・ブレーキキャリパーの洗浄
今回施工したのは、ABARTH 695 esseesseの純正ホワイトホイールです。
オーナー様は月に2〜4回ほどご自身で洗車されており、施工前のホイール表面もきれいな状態を維持されていました。しかし、装着したままでは洗いにくいスポークの裏側やインナーリムには、ブレーキダストや鉄粉、スケール、油脂汚れが蓄積していました。
ホワイトホイールは汚れとの色の差が大きいため、表面のブレーキダストには気付きやすい一方、奥に入り込んだ汚れまで日常洗車だけで落とし切るのは困難です。
今回は車両をリフトアップして4本のホイールを取り外し、表面から裏面まで一度リセットしてから、専用セラミックコーティングを施工しました。
はじめに、シャンプー洗浄でホイール表面と裏面の砂埃やブレーキダストなどを取り除きます。ここで落ちるのは、主に表面へ付着している汚れです。
洗浄後は見た目がきれいになりますが、それだけで下地処理が完了したとは判断できません。そこで、シャンプーでは落ちなかった汚れを確認するため、鉄粉除去剤を使用しました。
薬剤を塗布すると、ホイールに残っていた鉄粉へ反応が現れます。普段から丁寧に手入れされているホイールでも、ブレーキダストに含まれる鉄粉は細部や裏側へ残ります。
反応した鉄粉を除去した後は、ケミカルを使い分けてスケールと油脂汚れを処理しました。汚れの種類ごとに除去することで、洗浄前に見られたホワイト特有のくすみが取れ、本来の白さが戻っていきます。
DEEP WASH(徹底洗浄)は、シャンプーで見た目を整えるだけの洗浄ではありません。鉄粉、スケール、油脂汚れを切り分け、コーティングを施工できる状態までリセットする工程です。
ホイール全面へのコーティングでは、見える表面だけでなく、インナーリムやスポークの裏側も施工範囲になります。
車両へ装着したままでは、裏側を十分に洗浄できず、コーティングの塗布状態も正確に確認できません。そのため、リフトで車体を上げてホイールを1本ずつ取り外し、表裏を別々に確認しながら作業を進めました。
ホイールを外した状態では、普段手を入れにくいホイールハウスとブレーキキャリパーも洗浄しています。ホイールだけをきれいにするのではなく、取り外したからこそ触れられる範囲まで整えてから組み付けます。
鉄粉、スケール、油脂汚れを除去したホイールは、汚れによるくすみが取れ、均一な白さが戻りました。
この状態で、ホイール専用セラミックコーティングを表面と裏面へ施工します。スポークの表側だけではなく、ブレーキダストが蓄積しやすいスポーク裏やインナーリムまで塗布し、照明の角度を変えながら拭き残しがないか確認しました。
施工後は、洗浄によって戻った白さに艶が加わり、ホイール全体の質感も整っています。
ホイールコーティングは、付着した汚れを見えなくするための施工ではありません。先に汚れを除去して本来の状態へ戻し、その状態を維持しやすくするための保護施工です。
コーティング施工後はホイールを車両へ取り付け、最後に撥水テストを行いました。
表面で水が細かく弾き、スポークやリムから流れていく状態を確認しています。見た目の艶だけで判断せず、4本すべての施工状態を水の挙動でも確認して完成です。
ABARTH 695 esseesseのホワイトホイールは、車両の印象を大きく左右する部分です。表面を日常的に洗えていても、裏側まで含めた汚れは少しずつ蓄積します。
今回は、ホイールを取り外して現状を確認し、シャンプー洗浄、鉄粉除去、スケール・油脂汚れの除去を順番に実施。本来の白さへ戻したうえで、表面と裏面へ専用セラミックコーティングを施工しました。
見える部分だけを整えるのではなく、日常洗車では届かない裏側まで一度リセットする。今回の動画では、きれいに見えたホイールから実際にどのような汚れが反応し、どのように白さと艶が戻っていくのかをご覧いただけます。
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