
神奈川県横浜市旭区より、納車から約3日の80系ハリアーをご入庫いただきました。
今回のご相談では、ご予算20万円以内という条件に加え、普段の保管環境や洗車頻度についても事前にヒアリングしています。
保管は青空駐車が中心。こうした使用環境では、単純に最上位のコーティングメニューを選ぶよりも、現在の塗装状態をきちんと整えたうえで、日常的にダメージを受けやすい部分まで含めて保護することが重要です。
そこで今回は、限られたご予算の中でボディの下地処理・セラミックコーティング・フロントガラス・未塗装樹脂まで優先順位を付け、費用対効果を考えた施工内容をご提案しました。
STANDARD|CERAMIC COATING※タップすると施工内容の詳細をご覧いただけます
新車研磨
フロントウィンドウ 油膜&ウロコ除去
フロントウィンドウ 専用セラミックコーティング
未塗装樹脂専用セラミックコーティング
入庫後は、まず専用照明下でボディ全体を確認します。
今回の80系ハリアーは納車からわずか数日という新車でしたが、塗装面には細かなスクラッチ傷、軽度のシミ、表面の乱れが確認できました。
新車という言葉から「傷や汚れのない完成された塗装面」をイメージしやすいですが、実際には製造後から納車までの間にも、輸送、保管、保護材の着脱、納車前洗車など、車両へ人の手が入る工程があります。
そのため、通常の屋外光ではきれいに見えていても、塗装状態を確認するための照明を当てると、細かな拭き傷やシミなどが見つかることは珍しくありません。
E.C.D GARAGEでは「新車だからそのままコーティングを塗る」のではなく、新車であっても一台ごとの塗装状態を確認し、必要な処理だけを判断してから施工へ進みます。
まずはボディ全体を洗浄し、表面に付着している汚れをリセットします。
新車でも、輸送や保管の過程で鉄粉、油脂汚れ、水ジミなどが付着していることがあります。目視だけでは分かりにくいものもあるため、洗浄後の塗装面を確認しながら必要な処理を進めていきます。
この段階で重要なのは、研磨やコーティングを行う前に、塗装面に何が残っているのかを切り分けることです。
付着物で改善できるものを研磨で無理に追う必要はありません。一方、洗浄やケミカル処理では改善できない傷や塗装面の乱れについては、次の研磨工程で調整します。
洗浄後、専用照明を使いながら塗装面を確認し、必要な範囲で新車研磨を行いました。
今回確認された細かなスクラッチやシミ、塗装表面の乱れを整え、コーティング施工前の状態を作っていきます。
新車研磨というと「新車なのに塗装を削るのか」と思われることがありますが、目的はむやみに塗装を削ることではありません。
塗装状態を見極め、仕上がりに影響する傷や乱れを必要な範囲だけ調整することが重要です。
傷を完全に消すことだけを優先して研磨量を増やすのではなく、塗装をできるだけ残しながら、艶や見え方を整える。そのバランスを一台ごとに判断します。
また、コーティング前に油分や付着物、研磨による残留物を適切に除去し、均一な施工面を作ることは、コーティングを安定して施工するためにも重要です。
下地処理後は、ボディへSTANDARDセラミックコーティングを施工しました。
今回のポイントは、「予算が20万円以内だから施工内容を削った」という考え方ではありません。
青空駐車という保管環境と日常の洗車頻度、今回の新車時の塗装状態を踏まえ、コーティング剤そのものへ予算を集中させるよりも、
下地処理を行う
+ ボディを保護する
+ ガラスを整える
+ 未塗装樹脂も新車時から保護する
という形で、車両全体へ予算を配分する方が今回の使用条件には適していると判断しました。
コーティングは、単純に耐久年数が長いものや価格の高いものを選べばよいわけではありません。
保管環境、洗車頻度、塗装状態、今後どのように車を維持していくかまで含めて、どこへ費用を使うかを考えることが重要です。
フロントウィンドウも、そのまま撥水剤を塗布するのではなく、まずガラス表面の状態を確認します。
今回も油膜や付着物を除去し、ガラス表面を整えてから専用セラミックコーティングを施工しました。
ガラスに油膜やウロコが残ったまま施工すると、仕上がりや撥水状態にも影響します。
そのため、ボディコーティングと同様に、何を塗るかより前に施工面を整えることを重視しています。
施工後は撥水性能を持たせることで、雨天時の視認性確保をサポートするとともに、日常のガラスメンテナンスもしやすい状態へ仕上げています。
80系ハリアーは、バンパー周辺をはじめ外装に未塗装樹脂パーツが多く使われています。
未塗装樹脂はボディ塗装とは異なり、紫外線や雨、洗浄などの影響を受けながら、経年によって白っぽく見えたり質感が変化したりすることがあります。
今回は、まだ状態の良い新車時から未塗装樹脂専用セラミックコーティングを施工しました。
傷んでから黒く見せる処理を行うのではなく、状態の良いうちから表面を保護し、黒い質感を維持しやすくすることが目的です。
ボディだけが艶のある状態でも、未塗装樹脂が白化すると車両全体の印象は変わります。そのため、外装全体の美観を考えるうえでは、こうした素材ごとの保護も重要になります。
今回の80系ハリアーでは、
納車後約3日
青空駐車
ご予算20万円以内
細かなスクラッチ・シミあり
という条件をもとに施工内容を組み立てました。
最上位のコーティングを選ぶことを優先するのではなく、新車研磨で塗装状態を整え、STANDARD|セラミックコーティングでボディを保護し、ガラスと未塗装樹脂まで必要な箇所を同時に施工する。
これが今回の車両と使用環境に対するE.C.D GARAGEの判断です。
横浜市泉区のE.C.D GARAGEでは、新車・経年車を問わず、施工前に車両状態を確認したうえでメニューを決定しています。
新車だからすべて同じ処理をするのではなく、傷やシミの程度、保管環境、洗車頻度、ご予算まで含めて、その一台に必要な施工内容を組み立てることを重視しています。
今回の80系ハリアーも、下地から各部位を整えることで、濃色ボディ特有の艶とボディラインがより明確に見える仕上がりとなりました。
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