
PREMIUM ※タップすると施工内容の詳細をご覧いただけます
メニュー内容:
・手洗い洗車
・DEEP WASH(徹底洗車)
・鉄粉除去
・スケール(水垢)除去
・油脂汚れ除去
・軽研磨
・セラミックコーティング塗布
・全窓ガラス+アルパインウィンドウ 油膜、ウロコ除去+専用セラミックコーティング
・未塗装樹脂専用セラミックコーティング
1年前の施工時は、1年ごとに研磨で一度塗装面を整え、その都度リフレッシュする前提でSTANDARDメニューをお選びいただいていました。この考え方自体は間違いではなく、管理条件によっては非常に合理的な方法です。
ただし、今回入庫したディフェンダー110の状態を確認すると、ボディ全体には油脂汚れが蓄積し、特に上面にはスケール汚れが目立ち、さらに足回りにもかなり強い汚れが付着していました。こうした状態は、単純に「前回の施工が悪かった」という話ではありません。駐車環境、雨の当たり方、普段の走行環境、洗車頻度などによって、汚れのつき方は車ごとに大きく変わります。
そのうえで今回の状態を見ると、毎年研磨を入れて1年耐久の被膜を更新していくよりも、より高耐久な3年耐久のPREMIUMメニューでしっかり保護し、定期的にメンテナンスを実施する方が、コスト面と美観維持のバランスに優れると判断しました。特に、ディフェンダーのようにボディ形状が複雑で、上面や樹脂パーツ、足回りに汚れが溜まりやすい車種では、耐久性の高い被膜をベースにしてメンテナンスを重ねる方が、結果として綺麗な状態を維持しやすくなります。




まずは足回りの洗浄からスタートします。SUVは最低地上高があり、タイヤハウスや足回りに泥汚れやブレーキダスト、油分を含んだ汚れが残りやすい傾向があります。とくにディフェンダー110のような車両では、ボディだけでなく足元の清潔感が全体の仕上がりを大きく左右します。
足回りには、フォームガンで鉄粉除去成分を含んだシャンプーを噴霧し、汚れを浮かせながら丁寧に洗浄していきます。強い汚れが付着している箇所を先に処理することで、その後の全体洗浄や下地処理もより正確に進められます。

続いてボディ全体を洗浄していきます。セラミックコーティングの再施工では、いきなり研磨に入るのではなく、まず表面に付着している汚れをどこまで除去できるかが非常に重要です。表面の汚れが残ったままでは、正確な塗装状態の確認ができず、必要以上の研磨や不十分な処理につながってしまいます。
ディフェンダー110は、グリルやエンブレム周辺など細かい凹凸が多く、こうした部分には通常の洗車だけでは落とし切れない汚れが溜まりやすくなります。そのため、ディテイリングブラシを使い、細部の汚れまでしっかり洗浄します。こうした細部の積み重ねが、最終的な仕上がりの質に直結します。



洗車直後の状態を確認すると、ソリッドブラックのルーフは明らかにコンディションが落ちており、見た目にもくすみが感じられる状態でした。この段階では、単なるスケール汚れなのか、あるいは塗装面そのものにダメージが入っているのかを切り分ける必要があります。
そこでスケール除去剤を使用して状態を確認すると、汚れに白く反応し、上面にはかなりのスケールが蓄積していることが分かりました。スケール除去後は、黒のトーンが明らかに改善し、くすみも軽減しましたが、それでもなおスケール由来のダメージは残っていました。つまり、今回のくすみは「汚れだけ」が原因ではなく、スケールの蓄積と塗装面のスクラッチが重なって起きていたということです。こうした切り分けを行わずに作業を進めると、本来必要な処理が見えなくなってしまいます。




ボディ全体だけでなく、エンブレム周辺にも黒ずみ汚れが蓄積していました。こうした部分は面積としては小さいものの、仕上がりの印象に大きく関わるポイントです。特に白系ボディでは、細部の汚れが残っていると車全体がぼんやりとくすんで見えやすくなります。
細部まで適切に洗浄・除去することで、輪郭がはっきりし、清潔感のある印象に変わります。コーティング施工車は「汚れにくい車」ではなく、「汚れを落としやすく、美観を維持しやすい車」にしていくことが本質です。そのため、こうした細部処理も省略できません。


水回りの工程が終わった後は、研磨ブースへ移動し、高演色照明のもとで塗装状態をより細かく確認します。屋外や通常照明では見えにくい傷も、専用環境でははっきり確認できます。今回とくに目立っていたのが、ルーフのピアノブラック部分に入ったスクラッチ傷です。
ブラック系のパーツは、洗車傷や拭き傷、日常使用の摩擦による細かなダメージが見えやすく、少しの乱れでも艶感が損なわれます。一見すると「なんとなくくすんでいる」程度でも、適切な照明下では塗装面の乱れがはっきり現れます。コーティングの定着を良くし、見た目を整えるには、この段階で必要な下地処理を見極めることが不可欠です。

今回の研磨は軽研磨で施工しています。軽研磨後は、ルーフのスクラッチ傷は大きく改善し、艶感も明らかに向上しました。ただし、スケール汚れによるダメージまで完全に除去し切ることは軽研磨では難しく、よく見るとわずかにダメージが残る箇所もあります。


ここで大切なのは、「どこまで仕上げるべきか」を施工者が一方的に決めないことです。専用照明下では見える傷でも、太陽光のもとではほとんど気にならないレベルのものもあります。今回残ったダメージも、まさにその領域です。もし、オーナー様のご要望以上に重研磨まで進めてしまえば、費用は上がり、作業ボリュームも増えます。それで施工者が満足したとしても、オーナー様にとって最適とは限りません。
カーコーティング専門店として重要なのは、ひたすら磨くことではなく、「オーナー様が求める仕上がり」と「費用対効果」のバランスを見極めて提案することです。どこまででも仕上げられるからこそ、ヒアリングと判断が仕上がり以上に重要になります。
フジホワイトのようなソリッドホワイトは、ブラックほど傷が目立ちにくいため、一見すると綺麗に見えます。しかし、スポットライトで確認すると、ボディ全体には細かなスクラッチ傷が確認できました。白いボディは傷が見えにくいぶん、汚れや艶引けが蓄積していても見落とされやすいという特徴があります。
軽研磨を行うことで、スポットライトの映り込みがよりくっきりとし、ボディ表面の乱れが整ったことが分かります。白いボディは派手に変化して見えにくい反面、全体を仕上げると清潔感や面の整い方、光の反射の仕方が大きく変わります。白は変化が分かりにくい色ではありますが、丁寧に仕上げた車両は全体の上質感が確実に高まります。



ドアノブ周辺は、爪や指先の接触によって傷やくすみが入りやすい一方で、形状的にポリッシャーが入りにくい箇所です。そのため、こうした狭い部分は専用工具を使い、状態に合わせて丁寧に処理していきます。
ボディが綺麗でも、普段よく触れる部分が曇っていると全体の完成度は下がって見えます。逆に、こうした細部まで整っている車は、オーナー様自身が乗るたびに違いを実感しやすくなります。施工事例では見落とされがちな部分ですが、実際には満足度に直結する重要なポイントです。



ディフェンダー110の特徴のひとつが背面タイヤです。存在感のあるデザインですが、その裏側や取付部周辺は、普段の洗車では手が入りにくく、汚れが溜まりやすい部分でもあります。今回は背面タイヤを外し、普段手入れが難しい箇所までしっかり仕上げています。
こうした工程は、完成写真だけでは分かりにくいかもしれませんが、専門店としての施工品質を左右する部分です。表面だけを整えるのではなく、オーナー様が自分では触りにくい箇所まで手を入れることで、全体の完成度を引き上げていきます。

今回はボディだけでなく、全窓ガラスとアルパインウィンドウにも施工を実施しました。ガラス面には油膜やウロコ汚れが付着しており、見た目の清潔感だけでなく、視界にも影響する状態でした。
ガラス面の汚れをしっかり除去したうえで、専用のセラミックコーティングを塗布することで、視界のクリアさとメンテナンス性が向上します。特にSUVや輸入車はガラス面積が大きく、雨天時の快適性や見た目の印象にも大きく関わるため、ボディコーティングと合わせて施工するメリットは非常に大きいです。

ディフェンダー110は未塗装樹脂パーツの存在感が大きく、車全体の印象を左右します。未塗装樹脂は紫外線や雨染みによって白っぽく見えたり、色がぼやけたりしやすいため、ボディだけ綺麗でも樹脂が荒れていると全体が締まって見えません。
そのため今回は、未塗装樹脂専用のセラミックコーティングも施工しました。樹脂パーツに適した被膜で保護することで、見た目の質感を整えながら、今後の劣化予防にもつなげています。
下地処理が完了した後は、ボディへセラミックコーティングを施工します。コーティングの仕上がりは、施工剤そのものだけで決まるわけではありません。洗浄、除去、研磨によってどこまで土台を整えられたかで、定着性も見た目も大きく変わります。
今回のように、汚れの蓄積が見られた車両でも、適切にリセットしてから高耐久の被膜を形成することで、艶感、清潔感、今後のメンテナンス性を高いレベルで両立できます。再施工だからこそ、単に上塗りするのではなく、状態を見極めて一度整えてから保護することが重要です。

施工後は、ボンネットやルーフにまん丸の水滴が立つ、良好な撥水状態に仕上がりました。撥水そのものは分かりやすい変化ですが、本当に大切なのは、その撥水状態が安定して維持しやすい土台を作れているかどうかです。
今回の施工では、汚れを落とし、塗装面を整え、適切な被膜を施工するところまでを一貫して行っているため、見た目の美しさだけでなく、今後の洗車やメンテナンスのしやすさにもつながります。


最終的には、フジホワイトの清潔感と、ソリッドブラック部分の引き締まった艶感がしっかり際立つ仕上がりとなりました。ボンネットやフロントバンパー、ホイール、ルーフ、リアクオーター、エンブレム周辺まで全体の質感が整い、ディフェンダー110らしい存在感をより引き出すことができました。
今回のように、同じ車両でも使用環境や管理方法によって、適切なコーティングメニューは変わります。当店では、ただ高額なメニューを勧めるのではなく、現車確認を通して状態を見極め、お車に合った施工内容をご提案しています。







今回のディフェンダー110のように、上面にスケール汚れが付きやすく、足回りや細部にも汚れが蓄積しやすい車両では、高耐久コーティングを施工したうえで、6か月程度を目安に定期メンテナンスを行う方法がおすすめです。コーティングを施工していても、汚れの蓄積を放置すれば本来の性能は発揮しにくくなります。
逆に、定期的に状態をリセットしながら維持していくことで、研磨の負担も抑えやすくなり、長期的に綺麗な状態を保ちやすくなります。特に、輸入SUVや大型車はセルフケアが難しい部分も多いため、無理に自己流で対応するより、定期的に専門店で状態確認を行う方が結果的に効率的です。
ランドローバー ディフェンダー110は、1年前に当店でSTANDARDメニューのセラミックコーティングを施工した車両でしたが、今回の入庫時の状態を確認した結果、今後は3年耐久のPREMIUMメニューへ切り替え、定期メンテナンスで維持していく方が適していると判断しました。
セラミックコーティングは、単に耐久年数だけで選ぶものではありません。現在の状態、使用環境、洗車頻度、求める仕上がり、今後の維持方法まで含めて考えることで、本当に合ったプランが見えてきます。ディフェンダー110のコーティング施工や再施工をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
Q. ディフェンダー110には1年耐久と3年耐久のどちらが向いていますか?
A. 使用環境や管理方法によります。今回の車両は、上面や足回りへの汚れ蓄積が大きく、毎年研磨でリセットする運用よりも、高耐久コーティングを施工し、定期メンテナンスで維持する方がコスト面・美観面のバランスが良いと判断しました。
Q. 白いボディでも研磨の効果はありますか?
A. あります。ソリッドホワイトは傷が目立ちにくい一方で、細かなスクラッチや艶引けは確実に蓄積します。研磨によって表面を整えることで、清潔感や艶、光の反射の仕方が大きく改善します。
Q. 軽研磨で傷は完全に消えますか?
A. 傷の深さによります。軽研磨は、浅いスクラッチやくすみの改善には有効ですが、深いダメージを完全除去するには限界があります。当店では、オーナー様の求める仕上がりと費用対効果を踏まえて、適切な施工内容をご提案しています。
Q. コーティング施工後はメンテナンス不要ですか?
A. 不要ではありません。コーティング施工後も、汚れの蓄積を放置すると性能低下や見た目の悪化につながります。今回のような車両では、6か月前後を目安にメンテナンスを行うのがおすすめです。
Q. ガラスや未塗装樹脂も一緒に施工した方がいいですか?
A. ディフェンダー110のようにガラス面積が大きく、未塗装樹脂の存在感が大きい車種では、同時施工の効果が高いです。見た目の統一感だけでなく、視界確保や劣化予防の面でもメリットがあります。
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